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光と暮らす家|長岡市中之島
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施工までのストーリー

まず目を引くのは、この家の顔ともいえる吹き抜けの連窓です。朝はダイニングに陽が集まり、昼になると吹き抜けの階段から1階へ光が落ちていきます。2階の廊下にいたっては、日中なら照明がいらないほどの明るさになりました。

もともと雪国の家づくりでは、大きな窓は避けられがちです。窓は壁よりも熱が逃げやすく、大きくするほど冬の寒さに響いてくるからです。

それでも私たちは、「明るい家で快適に暮らしたい」というご夫婦のシンプルな想いに、大開口の窓で応えることにしました。窓の性能を引き出す確かな施工と、開口を支える構造の技術があれば、明るさと暖かさは両立できます。雪国の家を知り尽くした大工だからこそ踏み切れた選択でした。

設計のポイント

一番いい光は、食卓に

この家で最も光が集まるのは、リビングではなくダイニングです。朝ごはんの時間、家族が自然と集まる場所こそ一番気持ちよくしたい。そう考えて、暮らしの時間に合わせた光の配置を決めていきました。

吹き抜けの大窓が、家じゅうに光を運ぶ

この家の光の源は、吹き抜けに設けた大きな窓です。取り込まれた光は階段を伝って、1階まで届きます。上り下りのたびに、時間ごとに変わる光の表情を楽しめる階段になりました。

個室の窓も、天井まで

子供部屋と寝室の窓も、天井いっぱいまで高さを取っています。窓は上に伸ばすほど、光が部屋の奥まで届くもの。低い位置を通る冬の陽ざしまで招き入れる、雪国ならではの窓の取り方です。

こだわりの部分

家まるごと、制震と気密を兼ねる構造に

この家は、壁の内部に特殊な粘弾性材を組み込み、建物全体で地震の揺れを受け止める構造になっています。この材は気密性を高める役割も兼ねているため、地震への備えと冬の暖かさをひとつの仕事で両立できます。大きな開口で壁が減るぶん、見えない部分にはしっかり手をかけました。

熱を逃がさない、窓まわりの施工精度

窓の多い家の弱点は、熱の逃げ道になりやすいことです。だからサッシまわりの気密処理や断熱材の充填は、壁に隠れる前に大工の目でひとつずつ確認しました。カタログ上の断熱性能は、正しい施工があって初めて本物になります。

一番明るい場所に、造作の勉強机

子供部屋の勉強机は、大工の造作です。天井まで届く窓のそば、手元に自然光が落ちる場所を選んで、部屋の寸法に合わせて仕立てました。成長とともに使い方を変えながら、長く付き合っていける机になったと思います。

概要

所在地:長岡市中之島
施工種別:新築
構造/工法:スーパーウォール工法
間取り:3LDK
主な素材:越後杉ほか
竣工年:2023年